二百十日(にひゃくとおか)や二百二十日(にひゃくはつか)というものをご存知でしょうか。

 

二百十日は台風などにも関連しています。

 

ここでは二百十日や二百二十日の意味とは?いつで何なのか?台風とは何が関連しているのかについてご紹介します。

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二百十日の意味とは

 

二百十日は雑節(節分、彼岸、社日、八十八夜、入梅、半夏生、土用など)の一つです。

 

立春から数えて『210日』であるこの日です。

 

天文歴学者の渋川春海という方がつくりました。

 

2019年の二百十日はいつから

 

二百十日はいつからなのかというと、9月1日ごろです。

 

2019年は9月1日(日)です。

 

二百十日の意味とは

 

二百二十日は二百十日と同じの雑節のひとです。

 

立春から数えて『220日』のことをいいます。

 

二百二十日も、二百十日同様に天文歴学者の渋川春海が作りました。

 

2019年の二百二十日はいつから

 

二百二十日は立春から数えて『220日』にあたるので、9月11日ごろとなります。

 

2019年は9月11日(水)にあたります。

 

二百十日や二百二十日は台風が多い

 

二百十日や二百二十日を検索すると『台風』という言葉がでてきますよね。

 

この日に台風が関連しているのは、二百十日や二百二十日の時期は台風が多い日としているからです。

 

台風の強い風を『野分』ともいい、夏に吹く冷たい東風が『山背』が農作物に冷害をもたらしてしまうからです。

 

このころには台風が多く天候が荒れるため農家を警戒していました。

 

二百十日に台風が多いとされていますが、9月下旬の方が台風が多いので、実際は二百二十日の方が警戒した方が良いとされています。

 

二百十日の由来として、天文歴学者の渋川春海さんは釣りが好きで、「二百十日は海が荒れる」と漁師に伝えたら実際に荒れたので、暦に残ったという諸説もあります。

 

余談ですが、昔の農家の人や漁師の人は『風』に名前をつけていました(上記の野分や山背のように)

 

冬に山から下りてくる『おろし』という強風もあります。六甲おろしは山の名前がついています。

 

二百十日や二百二十日は三大厄日

 

嵐や天災が多いことから農家では、二百十日や二百二十日の雑節と、8月1日の『八朔』は『三大厄日』ともいわれています。

 

二百十日がモチーフの夏目漱石の小説がある

 

二百十日という文豪の夏目漱石の小説があります。

 

阿蘇山に上る青年2人の会話小説で、阿蘇山に登山した夏目漱石の実体験がもとになっているのだそうです。

 

9月1日に頭頂をこころみたところ、嵐に遭ったことで断念したという二百二十日がよくわかるお話になっています。

 

 

二百十日は台風関連で風のお祭りがある

 

嵐に合いやすい二百十日や二百二十日。

 

台風が襲来するのでこの時期は、風を納めるお祭りがあります。

 

農作物でも特に『稲』が開花しやすくなるため、台風から田んぼや畑を守り鎮めるために「風祭り」を行います。

 

三百年以上の歴史をもっている富山県の『越中おわら風の盆』は有名です。

 

まとめ

 

二百十日や二百二十日は台風が多い時期。農作物にとっては大打撃を受けやすい時期でもあるので、風をおさめる行事などもあります。

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