冬になるとインフルエンザや風邪がはやる時期ですが、風邪を引きやすい人と引きにくい人がいますよね。
一体この差は何なのかというと、免疫力の低下も関連しますが、他にも差があります。
それが、線毛という細胞の上に生えている「毛」に大きく関連しています。
線毛は風邪のウイルスから身を守り、ウイルスが万が一入ったとしても細胞に入れずに胃まで通して、胃の胃酸で退治をしてくれます。
そんな線毛の動きによって、ウイルスを体内に入れないことで風邪予防やインフルエンザ対策になります。
この線毛の動きを活発にさせる方法が「水を飲むこと」です。
ここでは、風邪予防やインフルエンザ対策にはなぜ「水を飲む」ことが良いのか、1日どのくらいの量をどのように飲めばよいのかをご紹介します。
※2017年12月12日に放送された『たけしの家庭の医学』の風邪対策特集のまとめです。
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なぜ水を飲むと風邪予防になる?
冬の風邪対策になぜ水を飲むことが良いのかというと、ウイルスから体を守る「線毛の力」が高くなるからです。
そもそも冬は乾燥しやすい時期で、肌がカサカサしたり、喉とかも痛くなりやすいと思います。
これは冬の気温の寒さで代謝が悪くなったりするのもそうですが、水分不足にもなりやすい時期となります。
冬は水分を取らない方も多いと思います。
じつは冬は水分不足の原因は気づかない「水分不足」でもあったりします。
空気が乾燥しているので、肌の表面の皮膚、口から吐く息などで自分が気づかぬうちに水分が出ていきます。
夏の場合は汗などが大量にでるので、喉が渇いたという状態になるのですが、冬は水分が出ている状態がなかなか分かりにくく、水分を飲まずにいます。
肌がかさついていれば、水分不足の可能性もあります。
それで水分不足とウイルスを体から守る線毛に関連するかというと、身体が潤っていれば、線毛の動きも早く、スムーズに鼻から喉、胃へとスムーズに送ることができるので、風邪のウイルスも体に入りにくいということになるからです。
逆に水分不足になっていると、線毛の動きも鈍り、細胞にウイルスが入りやすくなってしまい、身体がウイルスにかかり風邪やインフルエンザなど起こしてしまうということです。
イメージ的には、川。流れが早い水の豊富な川と、水の量が少なく地面が見えてしまっている川とでは大きく違いますよね。
なので、冬の風邪予防やインフルエンザ対策として手軽にできるのが「水を飲むこと」で線毛の働きを高めてあげることが大切だったんです。
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1日の水の量はどのくらい飲めばよい?
人間の1日に飲む平均のお水の量は1.5L
この寒い冬に1.5Lも飲むのは大変ですが、風邪予防の場合は一気に水を飲めばよいということではありません。
水を飲むポイントとしては、「こまめに飲むこと」
例えば、1時間ごとにこまめに水を飲んでいれば、1日の平均量に到達します。
面倒くさいから一気に水を飲むという飲み方は、一時的には潤っても持続性がないのでウイスルが入りやすくなります。
結局のところ一気に飲んだら尿として出てしまいますからね。
実際に保育園の先生方もこまめに水を飲んでいることで、風邪を引きにくくなった、園児からうつされなくなったなどあります。
水以外にも、お茶などでも大丈夫です。
コーヒーやお酒は利尿作用が働くので、尿が出やすいので、あまりおすすめできません。
うがいは?
水を飲むならば、『うがいでもいいんじゃないの?』と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
うがいは口の中に入ったウイルスを排出するという面では、一時的な効果があります。
ただし、うがいをしても一時的効果であって、その後にお水を飲むと効率が良くなります。
うがい⇒水を飲むという感じで、こまめに水を飲んでみると良いですね。
就寝時はどうすれば良い?
寝ているときは水をこまめに飲むことが難しく、朝のどがガラガラになったり、乾燥したりしやすいですよね。
これも寝ているときに息や皮膚から水分が蒸発している状態になります。
そんな就寝中でも、線毛の動きを活発にすればOKとなります。
といっても、水を飲めないよという話です。
その線毛の働きを活発にするのは何かというと、「香り」を嗅ぐことです。
どんな香りが良い?
線毛の働きを活発にさせる香りは「ミントの香り」です。
ミントに含まれる成分のメントール【スース―する感じのやつ】が、線毛を活発にしてくれます。
ミントの香りを嗅いでいれば、朝の喉の痛みなどが回避できるわけで、風邪予防やインフルエンザ予防になります。
市販だとミントの葉からメントールを抽出してある「ハッカ油【ハッカオイル】」で使うことができます。
ハッカオイルで作ったタオルや、マスクを使うことで風邪予防をすることができます。
ハッカオイルで作ったミントタオル、ミントオイルは別記事でご紹介しているので、風邪予防をしたい方はご参考にしていただければ幸いです。
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