梅雨の時になるとカタツムリがいると、子供だったら思わず触りたくなるかもしれません。
ですが、カタツムリは寄生虫がいるとされていて人間にも感染するのだそうです。可愛い外見して、結構恐ろしいですよね。
ここでは、カタツムリの寄生虫はどんなものなのか?感染経路や寄生虫が人間に感染した場合の症状・予防方法や触ってしまったときの対処方法をご紹介します。
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カタツムリにいる寄生虫はどんな虫?
寄生虫とは人間や動物について栄養を取ったり、横取りする虫で、カタツムリにいる寄生虫は「ロイクロリディウム」という寄生虫で、成長すると毛虫みたいなります。
画像は気持ち悪いので載せません。
人間にはどのように感染する?
カタツムリは寄生虫をもっているので、人間の中に入り込む場合もあり触っただけで感染する可能性はあります。
しかも、人間に感染した寄生虫は成長して身体の中で生きるのだとか・・。
(某夏休みの化学のラジオ番組で言っていました。)
人間への感染経路は、触った皮膚からです。
カタツムリを触って人間の手についた寄生虫が、何からしらのの経路で体内にはいります。
例えば、
カタツムリを触って、
- 手を洗わずに食べ物を食べた
- お友達やお母さんと手をつないだ
- 頬を触った
- 鼻をほじった
- 耳をほじった
例えば、カタツムリを触った後アイスクリームを食べたとか。
コーンにぺたぺた⇒食べちゃう⇒口の中に~~~!
などなどです。
小さいころ何気にやっていたことが、じつは寄生虫が人間に入り込んでいたかもしれません。
思い返すと、小さいころカタツムリ触っても普通に手を洗わずにいたような気がするので、今思うとぞっとします。
そんな寄生虫が人間の中に入ると、どんな症状を引き起こしてしまうのか?
寄生虫が人間に入るとどんな症状が出る?
カタツムリの寄生虫の症状としては、
・髄膜炎(ずいまくえん)
を引き起こしたり、なりやすいのだそうです。
なぜ髄膜炎の症状がでるのかというと、カタツムリが人間の髄膜(ずいまく)に移動するからなのだとか。
髄膜とは、脳や脊髄(せきずい)を覆う保護膜のことです。この保護膜が炎症してしまう症状を髄膜炎といいます。
髄膜炎の症状は、カタツムリでなくても寄生虫や細菌でも髄膜への影響を与えやすいのだそうです。
髄膜炎の症状としては、「頭痛」が主な症状です。
他にも、
・発熱
・吐き気
・項部と言われるうなじの硬直
・髄膜刺激症状
などの症状がでるそうです。
悪化して下手すると、命にもかかわります。
もしカタツムリを触って変な症状が出た場合は、すぐに病院に言ってください。
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カタツムリ以外にもこの寄生虫がいる
カタツムリ以外にも、寄生虫のロイクロリディウムがいる場所が「鳥の糞」です。
鳥の糞の中に、この寄生虫の卵があるのだそうです。
鳥の糞をカタツムリが食べるらしく、食べて徐々に成長するのだとか。
カタツムリの寄生虫がたどる経路と末路
寄生虫のロイクロリディウムはカタツムリの中で成長すると、芋虫みたいになります。にょきにょきカタツムリからでてきます。
そのため、カタツムリから出てきた芋虫っぽい寄生虫を、鳥が「わ~芋虫だ~」と勘違いして食べてしまうのだそうです。
そして芋虫と勘違いした寄生虫は、鳥の腸で栄養を取って成長してジストマというものに進化成長していきます。
最後に鳥が卵を産んで、寄生虫の生涯が終わるそうですが、カタツムリから感染して、最終的には鳥に渡ります。
カタツムリと鳥の間、もし人間に感染したら大変!
もしカタツムリを触った場合の対処方法や、寄生虫が入らないようにするための予防方法をご紹介します。
カタツムリの寄生虫に触ってしまった対処方法
寄生虫が人間に入らないためには、触ってしまったらすぐに「ハンドソープ」で綺麗に洗ってください。
寄生虫が入らないようにするための予防方法
①触らない
カタツムリを見て可愛いな~と思うだけで、触らない方が良いです。渦巻の部分もできるだけ触らない方がいいです。
触るならば、棒とかで優しく触れるのはいいかなと思います。素手では持たない・触らないのが一番です。
②カタツムリは持ち帰らない
昔カタツムリを虫かごに入れて飼っていた人がいましたが、できれば寄生虫がいるので、その場でみてバイバイした方がいいです。
お母さんは、カタツムリにいる寄生虫を持っていて、人間の中に入ってこわ~いのよということを教えておいた方がいいですね。
③食べない
野生のカタツムリのよう自分で生で食べるのは恐ろしいほど危険です。
食べないと思いますが、まれに食べれるかもと思う方がいらっしゃるそうですよ。
エスカルゴは食べても大丈夫?
エスカルゴはフランスの食用カタツムリなので、お店で食べても大丈夫です。
サイゼリアとかで安いエスカルゴがありますが、あれも普通に大丈夫。
食べないとは思うのですが、野生のカタツムリには気を付けて!
④カタツムリが乗っていた野菜はできるだけ食べない
畑に行くと野菜にカタツムリが乗っている場合があります。
特にキャベツやレタスなどにカタツムリがいることがあるそうです。
もし自家菜園をしていて、取れたて野菜を食べる場合にカタツムリがいないかを確認してみてくださいね。
お店で売っている野菜は大丈夫だと思いますが、気になる方は丁寧に洗ったり、野菜洗いのお水でウィルスを除去したりするとよいですね。
もしかしたらカタツムリがいなくても、カタツムリが野菜に通った可能性があると怖いので、そういう意味では野菜専用のお水で除菌したりすると便利ですよ。
ちなみに野菜のお水は、体に害のないもので作られているので、野菜を普通のお水で洗うよりも断然農薬などを落としてくれます。
「健康的に、安心して野菜を食べたい」という方には特に向いています。
まとめ
カタツムリに寄生虫が住んでいることは、意外と知られていません。
この寄生虫は人間の中にも入ってしまい、症状も怖いです。
感染しないためにも、触ったら洗い、予防するなどして対処してみてくださいね。
特に子供さんはカタツムリを見ると触りたくなるとは思いますが、未然にカタツムリに寄生虫がいること、人間の中に入り込んだりして怖い症状が怒ることを教えておいた方が安心ですよ。
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