秋の花の一つに「彼岸花」がありますよね。
近年だと彼岸花の観光地が有名になったりしていますが、どうやらこの彼岸花の花言葉が怖いなんて言われているそうです。
彼岸花といえば「赤」のカラーが有名ですが、白や黄色など色別の彼岸花もあるらしく、これらの花言葉も違うのだそうです。
ここでは、彼岸花がどんな花なのか?赤や白、黄色の彼岸花の色別の花言葉などを調べてみました。
どうらや調べていると彼岸花は花言葉が怖いというよりも、お花の別名が怖い感じたり。
彼岸花について色々まとめてみましたよ。
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彼岸花はどんな花?
彼岸花は、別名「曼殊沙華」といいます。イメージ的にはお墓やお盆に咲いているイメージがあったりするかもしれません。
彼岸花のお花の由来は、「秋のお彼岸に花を咲かせるから」ということで、彼岸花と名付けられたそうです。
彼岸花は中国が原産地とされていて、中国のものが渡来したときに彼岸花の球根が混じっていて、それが徐々に広まったのが日本に伝わったのだそうですよ。
彼岸花の発祥地は、埼玉県日高市の巾着田と言われていて、開花期間は1~2週間。
彼岸花には本来は外来のお花なので、とても強い生命力があります。
そのため、暑さや乾燥にとても強く、水やりをせずに完全放置しても栽培しやすいお花でもあります。
さて、彼岸花の花言葉の前に彼岸花には「曼殊沙華」以外にも、
彼岸花の別名が怖い?
彼岸花の別名があるそうで、
それが、
・地獄花(じごくはな)
・死人花(しびとはな)
という別名です。
地獄・死人なんて恐ろしくて怖い感じの花の別名ですよね。
ただ、なぜ彼岸花に怖い別名があるのか?
彼岸花の怖い別名はなぜ?
なぜ彼岸花には、こんな不吉で怖い名前がついてしまったのか?
それには何個か由来があるそうです。
それが、彼岸花今は赤くてきれいな花~という印象が根付いていますが、当時は真っ赤な花ということで「不吉な花」と言われていたそうです。
確かに花は、薔薇以外には真っ赤という花はそうそうないですよね。チューリップや薔薇は海外のお花なのですが、彼岸花とは違ってエレガントな感じもします。
ただチューリップや薔薇が昔あったかどうかは別として、不吉な花の地獄花・死人花と言われた理由が、
- 強い毒がある
- 彼岸花は子供を死亡させる
- 彼岸花を摘むと死ぬ
- 彼岸花を持ち帰ると火事になる
と言われていたそうです。
彼岸花は、畑の周りに咲くお花。
彼岸花に毒があるとは?
彼岸花には球根部分に毒があるのだそうです。
そのため、畑の周りやそばに生えることから、ネズミ除けやモグラ除けになったそうです。
当時は年貢として花を納めたいところですが、彼岸花は毒があるため、年貢としては納めることができなかったそうです。
また、昔飢餓があったとき、彼岸花の球根には「でんぷん」が含まれているため、水に浸し解毒して飢えをしのぐために食べていたそうです。
ただすべてが解毒できておらず、食べて吐いたり、死んでしまった人もいるのだそうです。確かに、そうなると死人花・地獄花といわれてもしょうがないかもしれませんね。
そのため彼岸花を食べて子供が死んでしまったのではないかなということです。今では食べませんが、当時の様子が伺えますよね。
彼岸花を摘むと死ぬ?
これらの怖い話は、迷信と言われているそうです。
昔は人が死ぬと土葬でした。
そのため人が死ぬ周りに彼岸花が咲いたそうです。
このことから、彼岸花を摘むと死ぬといわれていたそうですが、土葬近くに死体があるので、肉体が掘られたり荒らされない工夫ではないかと言われています。
アニメや漫画に地獄少女という作品がありますが、地獄に呼び出されると彼岸花が咲いているので、イメージ的には死に近いような感じなのかなとは思います。
彼岸花を持ちかえると火事になる?
この怖い別名の由来も、迷信と言われています。
彼岸花は見た目が真っ赤で、花弁が外に向いています。
この赤く開いている花弁が、真っ赤に燃える「炎」のイメージがあるのだそうです。
見た目から来ているので、火事を連想してしまうのだそうです。
次に、彼岸花の別名が怖いですが、花言葉も怖いのかを見ていきましょう!
彼岸花の花言葉 色別の花言葉とは?
彼岸花には代表的な「赤」以外にも、白色と黄色の色別があるのだそうです。
この色別で言葉を見ていくとこんな感じでした。
赤色の彼岸花の花言葉は?
・情熱
・再開
・独立
という彼岸花の赤色を連想した情熱、再開。そして、独立という花言葉があるのだそうです。
彼岸花の花言葉が怖いというよりもちょっと重かったり、悲しい花言葉もあります。
それがこちら、
・再開はあなた一人だけを思うのと一緒
・悲しい思い出
・諦め
怖いというよりも、悲しい感じがしますよね。
彼岸花の咲いている期間は1~2週間程度なので、その短さから悲しさの花言葉を関連しているのか、それとも赤をマイナスのイメージにしているのかという感じの花言葉ですね。
さて、次に色別の白の彼岸花の花言葉を見ていきましょう。
白色の彼岸花の花言葉
- また逢う日を楽しみにしている
- 想うのはあなただけ
白色の彼岸花の花言葉が、赤よりも軽い感じですね。なんだか、遠くにいてせつない感じもしますね。
白色なので赤よりかは、重々しくない感じの花言葉でした。
黄色の彼岸花の花言葉
・深い思いやり心
黄色の彼岸花は、慈愛溢れるような花言葉でした。
なんだか赤以外の色別を見ると、全く怖くないですし、白は淡い感じの昭和の歌謡曲にでてきそうなフレーズの花言葉ですし、黄色の花言葉は愛が溢れている感じでした。
まとめ
彼岸花は花言葉よりも、別名の方や別名の由来の方が怖い感じでした。
逆に花言葉を色別で見てみると、赤はちょっと重い感じはしますが、黄色、白色は全く怖くありません。
多分昔の彼岸花のイメージが悪いのかもしれませんね。
年配の方も、なんで彼岸花は「悪いイメージの花」だったのにあんなに人気になるとは思っていなかったよと言っているほど、イメージが良くなかったそうです。
お墓の周りに咲いていると、やっぱり花的にイメージが良くないのですが最近では観光地もでてきたので、そのイメージが払拭されている感じですよね。
ただお彼岸にはイメージがぴったりな花。
普通に見るととてもきれいなお花で観光地もあるので、機会があれば見にいってみてはいかがでしょうか?
彼岸花の発祥地である、埼玉県の日高市の巾着田は一面が真っ赤の彼岸花で綺麗ですよ。
※巾着田では彼岸花の別名で曼殊沙華の方が主流っぽいです。
※彼岸花の毒と症状について気を付けておくことはこちら
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