彼岸花には毒性がある花としては有名ですよね。
ですが一体彼岸花のどこの部分や場所(例えば茎とか)に毒があって、どんな症状が起きてしまうのか?
しかも彼岸花の毒に気を付けた方が良いのが、子供、犬、猫です。
子供や犬、猫などを誤って彼岸花の毒に接触する場合が高いです。
ここでは、彼岸花の毒はどこの部分にあってどんな症状が起きるのか?また、子供や犬、猫が気を付けるにはどうしたらよいのかを調べてみました。
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彼岸花は触ると毒の症状がおきる?
彼岸花の花を触ることには、毒の症状は起きないといわれます。
というのも、彼岸花は食べることで毒の症状が起きるとされています。
彼岸花に触っただけでは、毒の危険性はないです。
ただ、彼岸花がキレイなので追って持って帰ろうと思ったとき、彼岸花を折った茎からでる汁には気を付けてください。
汁に触れただけでは毒のような症状にはなりませんが、すぐに手を洗ってください。
この茎から出た汁を誤って口に触れたり、舐めてしまうと毒の症状が起きてしまいます。
では、一体彼岸花は茎以外にも毒があるのかと思いますよね。
じつは・・・
彼岸花の毒は茎以外にもある?部分は?
上記で彼岸花の茎の汁に毒があると書きましたが、茎以外にも毒はあります。
彼岸花の毒がある場所は、
・花
・葉
・茎
・根
です。
これって全部の部分じゃない?と思いますが、その通り。
彼岸花には茎以外にも、花、葉、根の上から下まですべての部分に毒があります。
上から下までオールで毒があることを、「全草有毒(ぜんそうゆうどく)」といいます。
最も有毒があるのは、球根部分です。
彼岸花は綺麗に見えてじつは危険なお花だったのです。
オトナの場合は彼岸花を口に入れることはほぼないですが、子供や犬、猫などは誤って口に入れてしまう場合があるので注意が必要なんです。
子供の場合は彼岸花を折って、その折れた汁を舐めたりしたり、犬や猫は葉や茎にかみつくと、汁などが口に入ってしまうのでとても危険なことになってしまいます。
彼岸花の毒性の種類とは?
お花にも毒性の種類があるとのことで、彼岸花の毒性は、
毒の種類:アルカロイド
とされています。
この毒性のアルカロイドの「リコリン」という成分が有毒があるとされています。
彼岸花のリコリン料は、1gで0.5㎎。
人間の致死量は10gといわれているとされているので、身体が弱っていたり、大量に食べなければ大丈夫ですが、結構毒性の高いお花です。
彼岸花の毒性にはどんな症状がでるの?
彼岸花を実際に口に入れてしまった場合、一体どんな症状が起きてしまうのか?
- 吐き気
- 下痢
- 中枢神経の麻痺
- 呼吸困難
といった症状が置きます。
中枢神経や呼吸困難になると、下手すると死亡のリスクが高まります。
彼岸花に対しては、大量に取らない場合は大丈夫ですが、子供や犬、猫などは身体が強いわけではないので注意が必要です。
ただかの昔は、この毒性が畑でネズミやモグラがこの毒で死んでしまうので重宝されたという話もあり、大量に食べない限りは死亡するということは少ないかと思います。
水に浸すと毒が取れる
彼岸花の毒は、水に浸すと取れるとされています。
というのも、昔飢饉があったときに飢えをしのぐために彼岸花が食べられていたそうです。
その時、水に浸して食べていたとされていたのですが、完全に毒が取れていないので死んでしまうことも多かったのだとか。
そのため、自己判断で水を浸して毒を取るのはやめた方が良いです。
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もし彼岸花を誤って口に入れたり食べてしまった場合
自分で解毒することができないので、すぐに病院に行って医師の診断に従てください。
内科や消化器科でOKです。子供の場合は、小児科で大丈夫です。
総合病院だとお金がぼったくられるので、中小の病院がいいです。
犬や猫の場合はすぐに動物病院に行ってください。
彼岸花の毒 子供が気を付けること
子供だと大人と違って、間違って彼岸花の花や草などをかじったり、茎を折って汁を舐めてしまう場合もあります。
子供が気を付ける方法としては、主に3つ。
・子供に彼岸花の毒があることを教える
毒の症状などを教えておくこともアリかなと思います。
・彼岸花近くを子供と通らない
彼岸花を見つけたら、そこの道は通らないか、オトナが彼岸花の方を歩くと良いですね。
・手をつないだり、だっこをする
子供と手をつないだり、小さい子供だったら抱っこしておくのも手です。
彼岸花の毒を犬や猫が気を付けること
子供と違い、犬や猫は彼岸花をかじったりしてしまう場合があります。
そのため気を付けるのは2つ
・彼岸花のある道を通らない
猫は難しいですが、犬の場合はお散歩のルートを変えたりした方が安心です。
猫は外に話していると難しい部分があるので、近くに生えている場合は、彼岸花の咲いている時期はあまりお外には出さないという方法もあります。
猫や犬を飼っている場合は、家の中には彼岸花は飾らない方が安心です。
・犬は彼岸花の名所に行くときはお留守番
彼岸花の名所である、巾着田というところがあります。
ここは一面彼岸花が咲いていてとても有名な観光名所なのですが、あまりにもたくさんあるので犬がいくと舐めてしまったりする場合があります。
こういう彼岸花が多い名所は、犬をお留守番しておくか、しっかりと監視できるようにしておくと良いですね。
お花だからといって侮らない
彼岸花の毒性は口の中に入れたり、舐めたりすることで起きるので、触る分には特に毒性はないといわれています。
彼岸花の症状がでてしまったり、万が一口の中に入れてしまった場合はすぐに病院に行ってくださいね。
彼岸花の毒がある部分はすべてなので、子供や、犬、猫を飼っている人は十分に触れないように気を付けてくださいね(触れて舐めてしまう可能性が高いので)
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