2月に針供養の日というものがあります。
この針供養には名前の通り『針』などに関連していて、豆腐が関連っしていたり、食べる食べ物などもあります。
ここでは針供養の日とはいったい何なのか?2020年の針供養の日や、針供養の日にすること、豆腐に針を刺す理由や、食べ物などについてご紹介します。
針といえばあまり使うことが減りましたが、ボタン付けやミシンなどでもさりげなく使っているものです。
2020年の針供養をしてみてはいかがでしょうか?ではさっそく、針供養の日の詳細からみていきましょう。
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針供養の日とは?
針供養とは、使えなくなった針や折れてしまった針を供養をする日となります。
折れたり使えなくなった針は、いままで着るもの、身の回りに身に着けるものを糸で縫って作られているので『感謝』をして、お裁縫の上達を祈り、近くの神社やお寺に納めるする行事を『針供養』といいます。
昔は服などほとんどの女性がお裁縫などをしたので、身に着けられている服などに感謝を込めたそうです。
もともとは淡路神社で行われ、今でも全国の淡路神社では針供養の日に針供養が行われています。
昔は針供養の日は、供養のために針仕事関連はお休みにするのが慣わしだったそうです。
針供養の日2020年はいつ?
2月8日が『針供養の日』とされています。
2020年は2月8日(土)となります。
針供養の日は関西や九州などでは違う?2020年はいつ?
針供養の日は地域により日にちが違うところもあります。
針供養の日は関東地方では2月8日ですが、関西や九州地方では12月8日に行われることが多いです。
通常は2月8日が針供養の日にもなっていますが、なぜ針供養の日が違うのかと思うかもしれません。
関西や九州の針供養の日は2020年ではなく、「2019年12月8日(日)」となります。
針供養の日が関東と関西などで違う理由
そもそも2月8日の日は『農業の事始めの日』とされていて、12月8日は『事納めの日』とされていました。
『事』を『年』でのとらえることを『事八日(ことようか)』と呼ぶため、とらえ方から針供養の日が関東や関西・九州などでは違ってくる場合があるのです。
そのため、
・2月8日が事納め
・12月8日を事始め
の必ずどちらかの日程で『針供養』は行われます。
関東と関西地方などで針供養が2019年と2020年とで違うので、お気をつけください。
針供養の日では豆腐やこんにゃくに針を刺す!?理由は?
針供養の日には針を供養したりする以外にも、針と食べ物を使った風習があります。
それが、豆腐かこんにゃくを針にさし、針をねぎらうことです。
豆腐には『とうふのように色白美人』、豆腐を作る豆には『まめに働くことが大事』などとうい意味などがあるそうです。
豆腐に針を刺すやり方は簡単です。
お皿の上に安いお豆腐かこんにゃくをのせ、使えなくなったり織れた針を刺すだけです。
刺しやすいことから豆腐が使われることが多いみたいですが、こんにゃくでも大丈夫です。
お豆腐がない場合は、こんにゃくで代用してみましょう。
他にも針供養の日に針の労い方法としては、上記のハリを刺したお豆腐やこんにゃくを川に流したり、折れた針を紙に包み、海に流す風習もあるそうです。
ただし今はあまりないそうなので、針のささった豆腐やこんにゃくを勝手に流すのはやめましょう。
供養で使ったお豆腐はもったいないですが、供養のために使ったのでそっと捨ててしまいます。
針供養の日や事八日で食べる食べ物とは?
針供養の日の『事八日』に食べる食べ物があります。
それが、お事汁という「お味噌汁」や「煮物料理」です。
お事汁は、大根、サトイモ、ごぼうなどの根菜、こんにゃくなどを入れたお味噌汁の具材として入っています。
煮物は、大根、ニンジン、ごぼう、いも、あずき、焼き豆腐などが具材として入っています。
針の日の事八日にお事汁や煮物を食べる理由としては、魔除けをする風習があるからなのだそうです。
針供養の日2020年まとめ
お裁縫で使った針への感謝と、お裁縫の上達を祈る日・針供養の日でもあります。
最近ではあまり針を使う機会も減っている方も多いですが、ボタンを付けたり、ミシンを使ったりと何らかしらで針を使っているので、折れている針などがあれば感謝して労わってあげるとよいですね。
また針供養の日にはお裁縫箱も掃除をして整理整頓するのがおすすめです。
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